第60回 初金毘羅宵祭 【飛騨市神岡町】

2016.02.23



2/27(土)に飛騨市神岡町で初金毘羅宵祭が開催されます。

初金毘羅宵祭は、地元企業や同級会、保育園保護者会などの団体が、商売繁盛や家内安全を祈願する木札を、洞雲寺境内にある金毘羅堂に奉納するため市街地を練り歩く冬のお祭りです。

行列の各社中は思い思いの創作山車をひいたり、仮装をしての流し踊りをしながら、巡行の途中でそれぞれ観客に向けて振舞い酒やまきもの(だんごまきのようなもの)も行います。

今年は、奉納行列を行う初金毘羅祭となってから60回目の節目ということで、大坪酒造店の限定記念酒の発売や、飛越交流事業として富山のよさこいグループを社中として招くなど、さまざまな企画を行っています。

昼12時から市街地でイベントを開催、午後5時半より、全16社中、総勢600名超の大行列が小さな町を盛大に練り歩きます。


 

== 由来 ==

昭和30年、地元消防団の団長をしていた大坪酒造店の先代が、団員の士気向上のため、火消しの本場東京の木遣り唄を学ぼうと、江戸の町火消しの文化を受け継ぐ江戸消防記念会の組頭たちを再三にわたり説得して神岡へ招聘、それまで門外不出であった江戸木遣り唄を神岡の消防団員たちに伝授されました。その逗留中、神岡にも東京と同じ金毘羅堂があることを知った組頭たちが、帰京後、当時の記念会の幹部の名前を刻んだ欅造りの大額をこの金毘羅堂に奉納され、その代参とお披露目のため、地元消防団や花街の芸姑たちが、翌年の初金毘羅の日に奉納行列を行ったのがきっかけで、翌年以降も初金毘羅の日に、今度は商売繁盛や家内安全を祈願する行列を行うようになったそうです。(現在でも、神岡で江戸きやりを守る神岡江戸きやり保存会と、芸姑さんから衣装と踊りを引き継いだ飛騨神岡手古舞、そして纏を振る地元消防団が行列の先頭に立ちます。)

 

冬の寒い夜を吹き飛ばすほどの熱気あふれる一大行事にぜひ足をお運びください!


開催日
2016年2月27日
開催概要
日 程
うまいもんバザー  11:00~
ステージイベント  12:00~15:00
行列出発式、鏡割   17:30~
奉納行列      18:00~21:00
開催場所
本町防災公園周辺(バザー、ステージイベント)、川西ポケットパーク(行列出発、鏡割)

岐阜県飛騨市神岡町本町

問い合わせ先
0578-82-2253 (飛騨市神岡振興事務所 商工観光係) ※月〜金、9:00〜17:00

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