かつて富山で獲れたブリが飛騨を通り、信州まで運ばれ、その道を「ぶり街道」と呼んでいました。昔も今もブリは飛騨の年越しに欠かせない食材です。ぶり街道祭りでは、海鮮市場や汐ぶりの解体ショーを開催。当日限定の海鮮鍋や宮城県女川町から直送のさんまも販売されます。
■ぶり街道ってなぁに?
人々が徒歩や牛馬で峠を越える時代、富山湾でとれる新鮮なブリは飛騨、信州の人々にとって貴重なご馳走でした。ブリを運ぶ道は険しく、雪深く、数々の関所を通過するまさに命がけの道のり。しかしそこには食だけでない、人々を結ぶさまざまな文化は花開きました。ひととき終わりを告げたかのようにみえたブリの道は、安房トンネルの開通を契機に再び見直されてきました。その道は途中から飛騨、信州の新たな文化や心のつながりを結んで続いています。
毎年12月初旬に開催される飛騨あさひの冬のイベントです。美味しい味覚を揃えてられています!飛騨の山奥で海の幸をどうぞ!
※2018年12月9日撮影
■寒ブリってなぁに?
大根などの野菜が冬に美味しく感じるのは、寒さで凍らないように糖分を蓄えるためです。同じように、一年中、食べられるブリですが、秋ころから越冬と産卵のために荒食い(エサを活発に食う状態)をはじめます。その荒食いをはじめたブリが北海道から日本海を通り、大分~愛媛沖の豊後水道、九州の玄界灘や東シナ海まで南下します。脂がのりにのったブリが南下してくる時期は、11月末ころです。この11月末~2月はじめまでの時期に水揚げされる丸太のように肥えた“天然の親ブリ”のことを「寒ブリ」と呼びます。(※地域によって水揚げされる時期は変わります)
以上のように、漁獲された場所で「寒ブリ」か「ブリ」かが決まるのではなく、時期で決まります。また、養殖されたブリは全国的に「はまち」と呼ぶことが多いようです。寒ブリとブリでは、まず見た目が全く違います。脂がのりに乗った寒ブリは、見事なまでデップリとした丸味を帯びた体型です。夏場のスラッとした痩せたブリとは似て非なるフォルムです。そして、脂のサシが違います。一般的なブリはお腹の部分のみ脂が乗っていますが、寒ブリは背中までサシが入ります。しかも天然物は、うま味たっぷりの脂が乗っていますが、身はしまっています。この身の締まり具合が、食べたときの口当たりを心地良くしてくれます。寒ブリとブリとの違いは「霜降り肉と一般的なお肉ほど」味の差があると言う人もいます。
【イベント内容】
■汐ぶり解体ショー 午前10:00頃開始予定
■当日限定 海鮮鍋1杯350円
■「焼きさんま」 先着200名様に無料配布(試食程度) 焼き上がり次第順次配布
■「ぶりのお刺身」 先着200名様に無料配布 午前11:00頃~
配布時間は多少前後する場合が御座います。
■海鮮市場 20周年記念 ~感謝を込めて~
天然ぶり「汐ぶり」特大切身【数量限定】破格値で販売!
■抽選会
■バザーコーナー 朝日町の特産市も同時開催します!
- 開催日
- 2019年12月15日
- 開催概要
- 【開催時刻】午前9時~午後2時
【駐車場】道の駅ひだ朝日村内:バス3台/一般車両50台 - 開催場所
- 道の駅ひだ朝日村
〒509-3325 岐阜県高山市朝日町万石150番地
- 問い合わせ先
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飛騨あさひ観光協会・飛騨あさひ旅館組合
℡0577-55-3777
https://www.hidaasahi.jp/