飛騨高山まつりの森
高山祭では「祭屋台」が春の山王祭に12台、秋の八幡祭に11台が見られます。
祭屋台は江戸中期につくられ、それ以降は改造・修繕されてきました。
修繕も莫大な費用がかかり大変だときいています。
そんな絢爛豪華な祭屋台が高山にはさらに8台あるのです。
しかも平成になってつくられました。
平成の匠の技
飛騨出身の中田金太氏という方が資金を出し、 飛騨の匠たちを中心に150年ぶりに「平成屋台」がつくられたそうです。
高山祭の祭屋台はつくる為にその当時、経済力を持った旦那衆と呼ばれる商人達が資金を提供したそうです。中田氏は平成の旦那衆ですね〜。
ジオドーム内の祭屋台
「平成屋台」は普段は「飛騨高山まつりの森」で見られます。
見られる施設もユニークで、
屋台の保存も考え、山の岩盤を掘削して、
巨大地中ドームをつくり、
そこで展示されています。
最近ジオパークなんて言葉をよく聞きますが、
まさにジオドームです。
ドームまでの長いトンネル廊下には高山祭の祭屋台のレプリカや
豪華な蒔絵屏風がずらっと並び、これだけでも見応えがあります。
平成のからくりは全自動、それはそれで面白い
からくり屋台が3台あり、他にもからくり上演があります。
これ見てるだけで1時間あっという間です。
室内ならではの照明による演出もあります。
平成祭屋台、今風も取り入れられていて面白いです。
地中ドーム内の大太鼓の響きも迫力がありますよ。